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帳簿・帳票

用語の覚え方:「売上」と「売掛金」を取引で区別する

用語学習の目標は、説明を暗記するだけでなく、取引のどの部分を表す言葉か判断できるようになることです。まず「資産・負債・純資産・収益・費用」のどれに属するかを確認し、次に増えたときの借方・貸方を考えましょう。「売上」と「売掛金」は同じ販売取引に登場しますが、役割は異なります。

例題:商品20,000円を掛けで販売し、後日回収した

5月10日に商品を20,000円で販売・引渡しし、代金は後日受け取る約束とします。5月末に全額が普通預金へ振り込まれました。三分法を用い、返品・値引き・手数料・消費税はなく、ここでは売上側の処理だけを考えます。

  1. 販売・引渡し時:借方「売掛金」20,000円/貸方「売上」20,000円。売上は商品を販売したことによる収益です。売掛金は、その販売代金を後で受け取る権利で、資産に分類します。この時点では普通預金は増えていません。
  2. 回収時:借方「普通預金」20,000円/貸方「売掛金」20,000円。代金を受け取ったため、売掛金という権利が減り、普通預金が増えます。資産から別の資産への移り変わりであり、新たな売上ではありません。

なぜ、回収時に売上を使わないの?

販売した商品は1回分です。販売時と回収時の両方で売上20,000円を記録すると、実際は20,000円の販売なのに売上40,000円になってしまいます。入金の有無だけで収益を判断せず、「商品を販売したのか」「すでにある債権を回収したのか」を分けて読むと間違いを防げます。

この2取引だけなら、回収後の売掛金残高は0円、売上は20,000円、普通預金の増加額は20,000円です。売掛金を収益と覚えたり、資産はいつも借方にしか書かないと思い込んだりしないよう注意しましょう。資産が減る回収時には、売掛金を貸方に記入します。

用語集から練習へつなげる

上の検索欄で「売掛金」「収益」「資産」を順に調べ、それぞれを自分の言葉で説明してみましょう。分類に迷うなら5大要素の分類トレーニング、科目名を覚えたいなら勘定科目マスター、取引を読み分けたいなら仕訳練習で確認できます。

この解説の更新日:。本ページ用に作成した学習例です。